2016年の主な天文現象

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太陽    :第24活動期の極大期は過ぎ、これから次第に活動は下降線をたどる と思われます。昨年、黒点の磁極の交代が終わったことが紹介されていました。
                3月9日、全国で、部分日食が見られます。名古屋で、日食開始が10時08分、終了は11時57分。

月             :今年は、半影月食が2回見られるだけで、月食については、少し寂しいです。
                 一方では、11月14日のスーパームーンは、4月22日の最小の満月に比べると14%も大きいので、このときには、かなり話題になるでしょう。
                 また、今年は、アルデバランや、ヒヤデス星団を隠す現象が何回も見られるので、望遠鏡でのぞいてみては?
                 2月16日の日没近くには、アルデバランを、9月21日未明から朝方にかけては、ヒヤデス星団とアルデバラン、11月15宵〜16日未明には、ヒヤデス星 団とアルデバランを       隠していきます
彗星         :1月〜2月にかけて、カタリーナ彗星が北の空に見られる。5〜6等と、少し暗く、双眼鏡でしか見られないので、星図を頼りに探してみて下さい。

水星     :5月9日から10日にかけて、ヨーロッパや北アメリカで、太陽面通過が見られます。
                 明け方の東空 1月下旬〜2月上旬、9月下旬〜10月上旬に見ごろ。

               :夕方の西空  1月初旬、4月中旬〜下旬にみごろ。−−−− 特に、4月9日〜27日には、高度15度を越え、今年 一番 の観測好機。

金星     :年初めは、明けの明星として東天に輝いていますが、次第に光度は低くなり、6月7日には内合となります。
        その後は、西天で、宵の明星となりますが、高度が高くなって見やすくなるのは、10月以降となります。
                
 
火星     :今年は、2年ぶりに接近の年。2年後の次回の接近が大接近なので、今回もかなり大きく見られます。
                 さそり座にいる今年は、火星と火星の敵(アンチ・アレス:アンタレス)が、近くでその赤さを競い合うことになります。星夜写真対象としてもおもしろいです ね。
                 特に、8月24日には、火星と土星が最も近づいて見えるのに加え、近くに土星もあるので、是非みて下さい。
        最接近の5月31日の前後20日は、視直径も18″位になるので、小さな望遠鏡でも、模様が見られる。ただ、火星の模様は、初心者にはなかなか見にくいと 思います。
        色々な、観望会などに参加して、望遠鏡をのぞく機会を増やしてみて下さい。
                 天文雑誌などで発表される火星の写真は、500コマとかを合成したりしていますので、その様に見えるとは思わないようにして下さい。

木星    :しし座にあって、安定した明るさを見せています。

土星      :輪が、さらに開いて来ているので、見栄えが良くなっている。カッシニの空隙などを観測するには、見やすいと思われるので、挑戦してみて下さい。
        8月には、さそり座で、火星やアンタレスがかたまって見えるので、にぎやかです。

流星群   :1月−−−しぶんぎ座(4日未明、下弦近くの月があって、条件は最悪です)         
                  8月−−−ペルセウス座 (12〜13日が極大。月齢9の月があるが22時頃には西に沈むので、観測条件はよい)

        11月−−−しし座(18日ころ極大。月齢17の月があり、観測条件は悪い)
        12月−−−ふたご座(14日ころ極大だが、このひが満月なので、観測条件は最悪)

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